研究者名
研究概要
従来の金属-シリコンデバイス(ハード・ドライ・電子駆動)と,生体システム(ソフト・ウェット・イオン駆動)の差異を仲立ちし,構造・機能の調和融合を実現するために,ソフトウェット材料による生体親和性デバイスの製造技術を創成し,生体イオントロニクス工学を開拓する。生体組織のように柔軟なウェット材料であるハイドロゲルのデバイス応用と,酵素反応によるバイオ発電を組み合わせた新機能デバイスの実現がプロジェクトの具体的な目標であり,デバイス工学の15年後のトレンドを先導する成果を発信する。このような「オール有機 生体イオントロニクスデバイス」の実現に,学内異分野の研究者(工学・医工学・医学)と世界のトップランナーによる研究体制で臨む。
研究成果
【2022年度】
【2021年度】
【2020年度】
【2019年度】
1.オール有機物のバイオ発電スキンパッチが完成 -標準モデルの試供と多様なカスタマイズで製品化を目指す-
・2020年1月29日東北大学プレスリリース・研究成果
高等研究機構新領域創成部(FRiD)の西澤松彦教授のグループは、サンアロー㈱と協力して、酵素によるバイオ発電の機構を搭載したスキンパッチBIPP®を完成させました。皮膚に微小電流を流すイオントフォレシスが、小型電池の搭載によって携帯型となり、さらに酵素で発電するオール有機物の使い捨てパッチが実現すると、湿布などのような日用品として、多様な用途で普及が進むと期待されています。
・報道(抜粋)
☞日経新聞 “皮膚から薬剤 パッチ開発” 2020/2/16
☞ミヤギテレビ OH! バンデス 2020/3/25
「情熱Labo 東北大」16:30~
プレスリリース
2023.09.13: 電気刺激が無く軟らかい新構造のハイドロゲル製ピペットを開発 ─体内深部への安全な薬剤送達などでの実用化に期待─
2022.10.06: 神経に柔らかく巻付くオール有機物のゲル電極 ~迷走神経刺激に有用な MRI 対応の電極が実現~
2022.09.06:「貼るワクチン」にマイクロニードルポンプを搭載 ~注射と同等以上の免疫効果を動物実験で確認~
2022.08.22:O₂タンク内蔵!ウォータープルーフ仕様のバイオ発電パッチを開発
2022.02.28:水だけで発電するバイオ発電 スキンパッチシート BIPP ® の実証実験 を開始
2021.01.29: 貼る注射「マイクロニードルポンプ」を開発 ~「流れ」を発生するマイクロニードルが薬やワクチンの高速注入を可能に~
2020.01.29: オール有機物のバイオ発電スキンパッチが完成 -標準モデルの試供と多様なカスタマイズで製品化を目指す-