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東北大学

 
宇宙での生命維持機構の解明に向けた、超小型衛星 Tohoku Univ. Biosatellite Cube (TU BioCube)」の開発

研究者名

研究概要

「超小型CubeSat衛星規格」に基づいた汎用Unit(1U)を単位とする生命維持装置を備えた宇宙放射線曝露環境実験ユニット、「Tohoku Univ. Biosatellite Cube [TU BioCube]」を世界に先駆けて開発する。この小型化・標準化によって大学規模でも開発可能な超小型衛星への搭載ペイロード化を容易とし、宇宙実証・実験機会の飛躍的増大を実現する。TU BioCubeは、生きた生物試料を材料に、微小重力、高放射線・高太陽光といった宇宙環境の生物影響を的確に評価できる装置である。この開発は、近い将来地球外環境での居住を目指す人類の生活基盤として必要不可欠な宇宙居住科学のパイオニア的研究を大学規模でも可能とする。本装置の開発は、単に宇宙環境での生物影響研究のみならず、宇宙医学、宇宙環境での生命維持を目的とする装置開発やこれに要する宇宙工学・材料工学などの幅広い発展、さらには国際宇宙ステーションおよび後継施設におけるより有効かつ簡便な生命実験の実現への寄与が期待される。

 

研究成果

【2019年度】

 

古川聡(宇宙飛行士、JAXA所属)、および国内の宇宙放射線生命科学分野の研究者らと、「宇宙に生きる」ための今後の課題を中心にreview articleをBioMed Research Internationalに掲載した。本review articleの中で、日出間は、植物科学分野の立場から宇宙放射線、太陽紫外線と低重力環境といった複合ストレス環境での生命維持に関するこれまでの研究の状況、および今後の課題に関して記載した。

 

 

本プロジェクトによる研究活動は、東北大学「宇宙航空研究連携拠点(Aerospace)」のHP(http://aerospace.gp.tohoku.ac.jp/)にて、報告している。