【プレスリリース】超硫黄分子によるウイルスと慢性肺疾患の制御法を開発 ミラクル分子・超硫黄による病気のコントロールで未来型呼気医療を展開へ
阿部プロジェクトに関連する研究成果がプレスリリースされました。
【本学研究者情報】
〇大学院医学系研究科環境医学分野 教授 赤池孝章
研究室ウェブサイト
【発表のポイント】
- 多彩な生理機能を持つミラクル分子である超硫黄注1が新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス感染症のみならず、肺気腫・COPDや特発性肺線維症などの難治性肺疾患注2の制御因子・予防治療薬となる可能性があることを明らかにしました。
- 株式会社島津製作所との共同研究により、自然に吐く息(呼気)をサンプル(試料)とする「呼気オミックス」注3による新型コロナウイルスやインフルエンザウイルス感染症の診断法の開発に成功しました。
- 今後、超硫黄分子と呼気オミックスを用いた、個別化医療、遠隔・在宅健康診断、各種疾病の診断・治療・未病予防などに応用し革新的な未来型医療を展開します。
【用語解説】
注1. 超硫黄(supersulfides): ポリスルフィド構造を分子内に有する硫黄代謝物の総称。カテネーション・ポリスルフィド構造により、求核性と親電子性を併せ持ち、多彩な生物活性を示す。
注2. 難治性肺疾患: 肺気腫・慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease, COPD)や、病因や治療法が未だに確立されていない特発性肺線維症(Idiopathic pulmonary fibrosis, IPF)などの肺疾患。
注3. 呼気オミックス: 従来の鼻や口(咽頭)からの試料採取・検査システムに替わる、自然に吐く息(呼気)を用いた無侵襲的な検査システムである。呼気オミックスは、呼気の中に存在するウイルスや、生体由来のタンパク質、代謝物を解析する最先端技術である。
詳細は以下リンクをご参照ください。
プレスリリース詳細
阿部プロジェクト(ミトコンドリア先制医療)
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