関心を持った方へ
我々の研究に興味がある学生の皆さんへ
【4年生】
「原子核理学」講座は、東北大物理学科新4年生を受け入れています。当講座に配属された学生の大部分が大学院に進学するため、4年生時には教科書を使ったゼミ形式で原子核・素粒子物理学の基礎的な勉強を行います。
卒業研究:当研究センターが有する大学保有としては国内最高エネルギー加速器からの高エネルギー電子ビームやガンマ線ビームを利用し、物理実験や様々な検出器の開発研究を行います。
【大学院】
大学院は物理の「勉強」ではなく研究を行います。高校、大学学部までは授業や講義を受け、試験勉強をして、合格点を取ることで進級・進学ができましたが、大学院は主体的に研究に取り組んでもらいます。
1)修士課程
修士課程では、講義やセミナーを通じて物理への理解を一層深めながら、研究グループで推進している研究に関連したテーマにじっくり取り組みます。実験室など研究現場での実験研究に加えて、教科書や文献を調べ自分で考えまた多くの人と議論し研究成果をレポートをまとめ報告する、というサイクルを繰り返し経験し、自ら問題を設定し取り組み解決する能力をつけることを目標としています。
2)博士課程
博士課程の学生は一人前の研究者です。研究者仲間、すなわち共同研究者、としてともに原子核研究を推進します。私たち教員は、博士課程の学生が世界最先端の研究を実施することで将来研究者として独り立ちできるよう応援します。
3)奨学金など
博士課程の学生には複数の経済的支援の可能性があります。現在私の研究室に在籍する博士課程学生そして進学予定の修士学生は、東北大学の国際大学大学院プログラム、GPPUや化学研究所の JRA 制度からの経済的支援を受けて研究に取り組んでいます。また、日本学術振興会の特別研究員として支援を受ける道もあります。
このページを読んで、さらに興味の湧いた方は
私たちの研究室、推進している物理研究に興味を持たれた方や質問などがある方は、遠慮なく須田利美 (suda[at]lns.tohoku.ac.jp) までご連絡ください。また、私たちの研究グループが進めている研究とともに私の研究に対する姿勢などが、2018年の「研究室訪問」インタビュー記事として公開されていますのでぜひご覧ください。また2021年度には、国立大学附置研・センター会議のインタビューを受けました。サイエンスライター近藤雄生氏による記事がありますのでご覧ください。
電子光理学研究センターでは年に一度、施設公開を行っており、普段はなかなか見学できない大型加速器や測定装置群をご覧になれます。2021年度はコロナ感染のために一般公開は断念せざるを得ませんでしので、当センターの加速器や実験装置がオンラインで見ることができる「バーチャル施設見学」を用意しましたのでご覧ください。
詳しくは、電子光理学研究センターのホームページをご覧ください。