お知らせ
2025.01.27
第30回(2025年)日本物理学会論文賞を受賞しました
鈴木敏男先生(RARiS、客員研究員)、倉澤治樹先生(千葉大学、名誉教授)との共著論文が第30回(2025年)日本物理学会論文賞を受賞しました。
本賞は、独創的な論文の発表により、物理学の進歩に重要な貢献をした研究者の功績をたたえるために制定された賞です。
本論文は、電子散乱で決定される電荷密度分布の4次モーメントを通じ原子核中の中性子分布の情報が得られることを初めて明らかにしました。電子散乱は原子核内の詳細な陽子分布を与えるとした従来の常識を覆すもので世界的に高い注目を集めています。
なお、授賞式は令和7年9月18日(水)に開催される物理学会第80回年次大会(広島大学)の際に行われる予定です。
[受賞対象論文]
“ The mean square radius of the neutron distribution and the skin thickness derived from electron scattering“
H. Kurasawa, T. Suda and T. Suzuki, Prog. Their. Exp. Pays. 2021, 013D02)
[日本物理学会ホームページ] https://www.jps.or.jp/activities/awards/ronbunsyo/ronbun30-2025.php