最終氷期の沖縄はどのくらい寒かったのか? 〜貝化石と鍾乳石による新しい地質考古学的手法からの復元〜
FRiDの共同研究者である井龍康文教授(理学研究科)が参画した研究の成果がプレスリリースされました。
【発表のポイント】
- 洞穴遺跡から出土した貝化石と鍾乳洞の鍾乳石(石筍)を用いた新しい地質考古学的手法を構築した。
- その手法を使用し、最終氷期における沖縄の気温を季節レベルの高時間分解能で復元することに成功した。
- 琉球列島における氷期の気温を季節レベルで推定した初めての試みであり、遺跡の遺物と鍾乳石の組み合わせによる新しい古気温推定法は、地球科学と考古学の文理融合研究に広く適用できる点で重要。
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FRiD研究課題名:1万年間続く持続可能社会構築のための文化形成メカニズムの解明
blur_on2021.11.10